
前の仕事に出戻りしたいと思っています。
出戻りのメリット、デメリットが知りたいです。教えてください。
こんなお悩みにお答えします。
- 出戻りで後悔しないためには?
- 出戻り転職のメリット・デメリットは?
- そもそもなぜ出戻り転職したいのか?
- 出戻りを成功させるコツは?

転職を経験すると前の仕事のほうが良かったなと感じることは少なからずあります。しかし、出戻りには「メリット・デメリット」の両方が存在するので、それらをしっかり理解してから行動するのをお勧めします。
本記事を読み終えると・・出戻りの際に知っておくべきことが理解でき、後悔しない選択ができるようになります。
【知っておくべき】出戻りで後悔しないためには?メリット・デメリットを紹介
出戻りで後悔しないためには、メリット・デメリットをそれぞれ理解しておく必要があります。
出戻り転職のメリット
出戻り転職のメリットは以下の3つです。
- 業務内容はすでに理解している
- 人間関係がある程度わかっている
- 社風を理解している
業務内容をすでに理解している
転職後、長い期間が空いていない限りは業務内容がそれほど変わることはありません。
出戻り後、すぐに仕事を始めることができ、未経験スタートよりも心身にかかる負担が少ないのがメリットです。

会社側からとしても、採用後に教育するコストが削減できるので、お互いにメリットがありますね。
人間関係がある程度わかっている
こちらも、先ほどと同様、転職後、長い期間が空いていない限りは社内の顔ぶれにそこまで変化はありません。
つまり、仕事がやりやすい環境です。

社内の人間関係を把握することは仕事をうまく運ぶためにも必要なことなので、大きなメリットといえます。
社風を理解している
どの会社にも社風というものがあり、人によっては合う・合わないがあるのが実情です。

たとえば、業務以外の仕事が多い会社だと社員にかかる負担も大きくなります。「運動会・委員会・イベントへの参加」などは好き嫌いが分かれますが、事前に理解していれば大丈夫ですね。
出戻り転職のデメリット
出戻り転職のデメリットは以下の3つです。
- 100%仕事ができると判断される
- 周囲の人すべてが出戻りに理解があるわけではない
- また転職したくなる場合もある
100%仕事ができると判断される
出戻り社員に対して会社側は即戦力を期待しているので、100%仕事ができると判断されます。
ある程度は業務内容を思い出すための期間はありますが、慣れてくる頃には、以前働いていたころよりも激務になる可能性もあります。
わかりやすく言うと、新人はノーマルモードでスタートなのに対して、出戻り社員のあなたはハードモードでのスタートになります。
結果的に、会社からの期待に応えられず、悩んでしまう人が多いのがデメリットです。
周囲の人すべてが出戻りに理解があるわけではない
在籍していたときの上司や社長が出戻りを認めていたとしても、何かしらの理由で一度は会社を去ったのは事実です。
忘れてはいけないのが、出戻りは社内の” ”全員が歓迎している” 訳ではないということです。

なかには「戻ってくるなんて自分勝手」「また辞めるかもしれないし、戻ってこないで欲しい」など、出戻りを受け入れられない人もいるのは心にとめておきましょう。
また転職したくなる場合もある
出戻り転職によくあるパターンなのですが、そもそもなぜ前の会社を退職したのでしょうか?
その理由が曖昧なままだと、再度転職してしまう可能性があります。

「前の仕事に戻りしたい」という思考状態の時は、退職した理由よりも、前の仕事の良いところだけに目が行ってしまいがちなので「なぜやめたのか?」を冷静に考え直してみるのが良いかと。
もし今の職場で悩んでいるなら、まずは転職サイト・転職エージェントどちらでもいいので登録するところから始めてみましょう。
書類選考での通過率が高くなるコツなどは以下の記事でご紹介しています。
▶【2021年】本当に役立つおすすめ転職エージェントランキングベスト12
そもそもなぜ出戻り転職したいのか?
そもそもなぜ出戻り転職をしたいのでしょうか?
出戻り転職を考えている人によくある理由は以下の3つです。
- やめるつもりはなかった
- 転職活動がうまくいかない
- 前の職場のほうが良く感じた
やめるつもりはなかった
出戻り転職を考えている人の多くは、止むを得ない理由で、前の職場を退職したケースが多いです。

たとえば、出産・育児・介護といった事情ですね。
止むを得ない事情からの退職の場合、上司や社内の人達からの評価は高いままなので出戻りの際には歓迎される傾向にあります。
転職活動がうまくいかない
次に、よくあるのが退職後の、転職活動がうまくいかないケースです。
転職活動がうまくいかないと徐々に貯金もなくなり、金銭面が厳しくなってきます。

精神的に落ち込むと「前の職場にいればよかった」「前の職場に戻りたい」という考えになりがちなので正しい判断ができなくなる場合も。
前の職場のほうが良く感じた
次によくあるのが、転職後に前の職場と比べてしまうケースです。
特に、転職して間もない場合は、新しい環境にも慣れていないので、前の職場と比べがちです。

「転職先の人間関係がうまくいかない」「仕事のやり方がしっくりこない」など、様々な理由から前の職場のほうが良く見えてしまいますね。
出戻りに関しての気になる世間の評価は?
では、出戻りに関しての世間の評価はどういった感じなのでしょうか?
Twitter上の声を一部ご紹介します。
出戻り社員は、外で貴重な経験を積んできた筈です。出戻り社員は大歓迎すべきだと思います。 / 【志賀CEO】大企業は「出戻り社員」を歓迎せよhttps://t.co/yRIeZ3TIxM #NewsPicks
— 佐山展生 Nobuo Sayama (@nsayama) December 10, 2016
大企業の経営者はずっと同じ会社にいると、精神的に凝り固まってしまい、新しい発想やチャレンジができなくなっている。あとこの数年で、出戻り社員が歓迎される時代がくると思う。人材育成は自社でできる時代は終わったのではないか。 #SUNTORY #NewsPicksアカデミア
— Takamasa Wada (@wady) October 1, 2019
出戻り社員は歓迎すべきだし、大事にすべき。出戻り社員がいる会社はいい会社だと思うけどな。。。
「転職先は辞めた会社」出戻り社員が増えている切実な理由(BUSINESS INSIDER JAPAN) – Yahoo!ニュース https://t.co/6bryv6aXUj @YahooNewsTopics— Katsuya Kamitani (@k_kamitani) November 24, 2017

比較的、出戻り社員に対して期待する意見が多いですね。いずれも、外で学んできた経験を生かしてほしいといった感じかと。
出戻りを成功させるコツは?
出戻りを成功させるコツは以下の3つです。
- 円満退職をする
- 退職後も人事につながりがある
- 柔軟な対応をする
円満退職をする
僕が、以前勤めていた会社から出戻りの誘いを受けた大きな理由は「円満退職」をしていたことでした。
これはとても重要で、円満退職をしていないと出戻りへのハードルがあがります。

「人材不足ですぐに人手がほしい」などの理由でもない限りは簡単に出戻りを成功させるのは難しいといえます。
退職後も人事につながりがある
退職後も前の会社の人事権を持つ人と繋がりがあると、欠員が出た場合などに連絡をもらえる可能性があります。

僕は以前の職場で欠員が出るので「戻ってこないか?」と声をかけてもらったことがあります。当時は別の仕事をしていたのでお断りしましたが、、
人事権を持つ人と繋がりがなくても、同僚や上司を通して相談することで出戻りのチャンスをつかむことは可能なので、お食事やお酒の席に誘うなど、まずは連絡を取ってみるのが良いかと。
柔軟な対応をする
出戻りをした後の話ですが、以前勤めていた頃と全く業務が同じというケースは少ないです。
なぜなら、会社は数ヶ月単位で状況が変化するものだからです。
そこにうまく対応出来なければ、出戻りした会社で失敗してしまいます。

「以前とは業務や、やり方が違う…」などと気にしてしまうと現場の人とうまくやれない原因になります。出戻りするときは、変化を受け入れる心構えをしておくのが良いかと。
出戻りで悩んでいるなら、今の会社にとどまるべき【理由は3つ】
僕の経験上、出戻りで悩んでいるなら、今の会社にとどまるべきと考えます。
理由は以下の3つです。
- 出戻りで前の会社を辞めた理由が解決できるとは限らない。
- 今の会社より条件が良くなる可能性は低い。
- 出戻りのチャンスは基本的に一回限り
出戻りで前の会社を辞めた理由が解決できるとは限らない。
「嫌いな上司がいる」「残業が多い」「社風があわない」などの理由で辞めたにも関わらず、会社から離れると不思議なことに嫌な部分が薄れていくものです。
そのかわり、良い部分の記憶のみが残りやすくなります。
するとどうなるか?
前の会社の嫌な部分を忘れてしまい、「出戻りしたい」という考えで頭がいっぱいになります。

出戻りするのもいいですが、まずは今の職場で働き続けることができないかを冷静に考えてみるのがいいかと。。
今の会社より条件が良くなる可能性は低い。
基本的に、高いスキルや業種が同じでキャリアアップに繋がる転職でない場合は年収が下がるのが一般的です。
これは、出戻り転職でも同様で、勤めていた頃よりスキルアップしているなどの理由がない限りは、以前の評価はリセットされ新人と同じ待遇になると思っていた方が良いです。
転職を考えるなら、出戻りではなく、別の会社に転職した方が年収は上がりやすいのでそちらをおすすめします。
実際に僕が2度転職を成功させたときに使ったサイトは以下でご紹介しています。
▶【2021年】転職成功者おすすめの転職サイトランキングベスト10
出戻りのチャンスは基本的に一回限り
出戻りは基本的に1回限りで、2回目のチャンスはありません。
つまり、出戻りをするタイミングがとても重要だということです。
出戻り転職のタイミング次第では以前に会社を辞めた理由を解決できる可能性があります。
タイミング的には
- 退職する理由になった人がいなくなった。
- 業績や将来性に期待できる
- 業務内容・やり方が改善された
などのきっかけがない限りは出戻り転職はお勧めしません。

出戻りのタイミングによっては後悔するパターンもあるので慎重になるのが良いかと。
まとめ:出戻り以外の選択肢も考えるべし
今回は、「出戻りで後悔しないために知っておくべき、メリット・デメリット」についてご紹介しました。
本記事のポイントは以下の3つです。
- 出戻り転職は未経験スタートよりも心身にかかる負担が少ない
- 出戻り社員は100%仕事ができると判断されるので激務の可能性あり
- 以前の退職理由が曖昧なままだと、再度転職する可能性がある
現在、出戻りを考えている人は上記のような、メリットやデメリットをしっかりと理解した上で行動しましょう。

大事なのは、周囲の信頼を得ることです。懸命に働く姿はきっと伝わります。
さいごに、出戻り以外を考えている人に転職を早く成功させる秘訣をご紹介します。
それは「転職サイト + 転職エージェント」を組み合わせることです。
その具体的な方法は以下の4つです。
- 転職サイトに登録する
- 転職サイトで求人を探す
- 気になった求人を転職エージェントに伝える
- 転職エージェントから推薦してもらい応募する
上記の手順で大事なポイントは
転職サイトで気になる求人を見つけたら転職エージェントを経由して応募する。
ここがとても重要です。
この方法を使うと、転職サイトから希望の求人へ応募したときよりも書類選考での通過率が高くなるのでぜひ実践してみてください。
もし今の職場で悩んでいるなら、まずは転職サイト・転職エージェントどちらでもいいので登録するところから始めてみるのがいいかと。

ちなみに、僕はdodaを利用して製造業から全く違うSE職へ就いた経験があるのでイチオシです。
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今回は以上です。