
テレビとモニターの具体的な違いがわかりません。詳しく教えてください。
こんなお悩みにお答えします。
- テレビとモニターの違いは?
- テレビやモニターに付属している端子について
- テレビとモニターの映像の違いは?
- テレビとモニターのスピーカーの違いは?

テレビとモニターは番組視聴用とパソコン用で使い分けられているのが一般的です。今回はそれ以外の違いについて詳しく解説します。
テレビとモニターの違いは?【結論:用途ごとに最適な性能を持つ】
テレビとモニターの見た目には大きな違いはありませんが、同じ画面サイズ(インチ)で比較するとモニターのほうが安く購入できるなどの違いがあります。
テレビとモニターの大きな違いは以下の2つです。
- テレビは地上波放送が見れて映像に特化した機能がある
- モニターは主にパソコンからのデータ出力に使われる
上記のようにテレビとモニターは「番組視聴用」と「パソコン用」で使い分けられているのが一般的です。テレビとモニターは用途ごとに最適な性能を持っているので、自分が使う目的に応じて選ぶのがベストです。
今回はテレビとモニターの具体的な違いについて詳しく解説していきます。
テレビとモニターのメリット・デメリットについて知りたい人はテレビとモニターのメリット・デメリットは?【結論:モニターがコスパ最高】を参考にしてみてください。
テレビとモニターの具体的な違い
テレビとモニターの具体的な違いは以下の2つです。
- TVチューナーの有無
- 接続端子の違い
TVチューナーの有無
テレビとモニターの特徴的な違いはTVチューナーの有無です。
テレビには必ず地上波放送を見るために必要なTVチューナーが組み込まれていますが、モニターには組み込まれていません。
モニターでテレビ番組を見たいときは、別途TVチューナーを購入する必要があります。
モニターでテレビ番組を見るにはテレビとモニターを兼用して節約する方法【TV・PC一体型のモデルも紹介】を参考にしてみてください。
接続端子の違い
テレビとモニターの接続端子にも特徴的な違いがあり、テレビはレコーダーなどの録画機器に対応するため接続端子が多く用意されています。一方でモニターの端子はパソコンと接続するための必要な数種類だけです。
テレビとモニターのどちらにも言えることですがモデルや価格帯によって端子の種類や数が違うので購入する際には注意が必要です。
テレビやモニターに付属している端子について
テレビやモニターに使われている端子について解説します。あまり興味のないひとは飛ばしてください。
主にテレビやモニターで使われている端子は以下の4種類です。
- D-Sub 15ピン
- DVI
- HDMI
- DisplayPort
D-Sub 15ピン
D-Sub 15ピンとは、モニターとパソコンを繋げる昔から使われている端子(コード、ケーブル)です。今でも多くのモニターに備わっていて古いパソコンにも接続できるようになっています。
赤・白・黄色 の「ビデオ端子」よりは高画質ですが、古い規格なので画質は DVI や HDMI などのデジタル信号のものに劣ります。
DVI
DVIとはデジタル信号により高画質で画面を表示するために使われる端子で、D-Sub 15 ピンより高性能で、鮮明な画像や映像が表現できます。
パソコンの液晶モニターの端子として普及したもので、デジタル信号に対応しています。
HDMI
HDMIとは、DVI 端子に機能を追加し、「映像 + 音声」が送れるようになった端子です。
昔の赤・白・黄色 の「ビデオ端子」から現在は HDMI 端子が主流になっています。2017 年以降の 「Ver 2.1」 では8kに対応しています。
HDMIの製品を販売するためには開発元にランセンス料を支払う必要があるので、HDMIの値段はほかのケーブルよりも高いです。
DisplayPort
DisplayPortとは、HDMI と同等の高解像度・音声出力・著作権保護に対応している端子です。
HDMIよりも普及は遅れましたが、HDMI より高い解像度を想定して作られているのでデータ転送速度で勝ります。
テレビとモニターの映像の違いは?
テレビとモニターの映像の違いは「輝度(きど)」「コントラスト比」「応答速度」「視野角」の4つを比較すると性能の違いが分かりやすいです。
輝度(きど)
輝度とは画面の明るさの事で、光の強さを表し、「cd/m2(カンデラ/平方メートル)」という単位が使われます。
数値が高くなるほど高性能になり、色が鮮やかに見えて映像も綺麗になります。
コントラスト比
コントラスト比とは色の強さの事で、画面の一番暗い部分(黒)を1として、一番明るい部分(白)をどれくらい明るく表示できるかを比率で示したものです。
コントラスト比は数値が大きいほど、明暗のメリハリを付ける事ができます。
応答速度
応答速度とは色が変わる速さのことで、16ms や 8ms などの数値で示されます。
※ms は 1/1000 秒(ミリ秒)を表します。
応答速度が低いモニターで激しい動きの映像を見ると色の変化が追い付いつかず画面に残像が見えたりします。これは応答速度が動画の鮮明さ・美しさに影響するからです。
テレビは視聴用に作られているので動く映像をきれいに映し出すための性能が備わっています。
視野角
視野角とは正面からどのくらいの範囲まで綺麗に見えるかを表した数値で、視野角が広いほど高性能といえます。
安いモニターなどは視野角が狭いものが多いので購入するときに注意するポイントです。
斜めから見ても大丈夫なように視野角が広いのもテレビの特徴で、モニターはテレビと比べると全体的に性能面で劣ってしまいます。
テレビとモニターのスピーカーの違いは?
テレビとモニターのスピーカーを比べるとモニターのほうが音質面で大きく劣ります。
ぶっちゃけ、モニターについているスピーカーはおまけレベルです。
安いモニターにはスピーカーがついていないものがほとんどなので、音を出したいときは外付けのスピーカーを購入しましょう。詳しくは、コスパ最強のおすすめPCスピーカー9選【高音質・重低音モデルを紹介】を参考にしてみてください。
タオトロニクス(TaoTronics) のサウンドバーのスピーカーはスタイリッシュなデザインでどんなPCやデスクにも合うのでおすすめです。
タオトロニクス(TaoTronics) サウンドバー
特徴は
- 卓上にも設置しやすい横幅41cm(壁掛けでの使用可)
- サイドボタンで音量調節や電源の切入、再生停止ができる
- スタイリッシュなデザインでどんなPCやデスクにも合う
臨場感あふれるサウンドで映画や動画を楽しめますし、Bluetooth接続に対応しているのでPCスピーカーとしても使えます。
テレビとモニターは動画見放題サービス(VOD)との相性抜群
僕はテレビ番組よりも動画見放題サービスを見るのをおすすめします。
なぜなら動画見放題サービスはテレビのように放送時間を気にしなくても良いですし、ネットがつながればいつでも好きな動画が楽しめるからです。
AmazionのFireTVstickを使えばおうち時間をとことん楽しむことができます。詳しくは【2020年】新型FireTV Stick レビュー 第3世代の使いやすさに感動・超便利を参考にしてみてください。
テレビは高価な買いものなので手が出しづらいですが、モニターは手頃な価格なものが多いので、一人暮らしの人や学生には「モニターとVODの組み合わせ」はコスパ最強なのでおすすめです。
おすすめのVODは超おすすめの動画配信サービス10選【VOD選びの4つのポイントを紹介】でまとめているので参考にしてください。
最近では4Kテレビも普及したことにより、VODでも4K配信がスタートしています。4Kテレビと普通のテレビの違いが知りたい人は4Kテレビと普通のテレビの違いとは?【結論:4Kで今までの映像に新たな質感を再現】を参考にしてみてください。
まとめ
今回はテレビとモニターの具体的な違いについて解説しました。
本記事のポイントは以下の4つです。
- テレビとモニターは「視聴用」と「パソコン用」で使い分けるのが一般的
- テレビとモニターはモデルや価格帯によって端子の数や種類が違う
- モニターについているスピーカーはおまけレベル
- 一人暮らしの人や学生にはモニターとVODの組み合わせがコスパ最強
VODを見るにはAmazionのFireTVstickがおすすめですが、どんなアイテムか気になる人はFire TV Stickはどんな人におすすめ?3機種を徹底比較を参考にしてみてください。
今回は以上です。